温泉に入れないときってあるの?

温泉に入ることが好ましくない病気や状態があり、これを「禁忌症」といいます。このような体調のときは温泉に入ることを控えましょう。

1 温泉の一般的禁忌症(浴用) すべての温泉に共通するものです。 急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍しゅよう 、 重い心臓病、呼吸不全、腎じん不全、出血性疾患、高度の貧血、 その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)

2 泉質別禁忌症(浴用)

泉質名禁忌症
硫黄泉皮膚、粘膜の過敏な人、特に光線過敏症の人
硫黄泉
(硫化水素型)
高齢者の皮膚乾燥症
酸性泉皮膚、粘膜の過敏な人、特に光線過敏症の人

金属を変色させる温泉

金属に対して腐食作用がある温泉として、硫黄泉、二酸化炭素泉、強塩泉及び酸性泉が知られています。
特に、銀は硫黄泉の中に含まれている硫化水素と反応しやすく、黒く変色することがあります。
このような温泉に入るときには、指輪やネックレスなど身につけている物をはずしましょう。