温泉にはどんな種類があるの?

温泉の中でも治療の目的に供することができるものを「療養泉」といいます。以下の温度又は物質の条件を一つでもみたせば「療養泉」となり、泉質による名前がつきます。

1 温度

採取されるときの温度 25℃以上

2 物質

物質名含有量(1kg 中)
溶存物質(ガス状のものを除)総量1,000mg以上
遊離二酸化炭素(遊離炭酸)1,000mg以上
銅イオン1mg以上
総鉄イオン20mg以上
アルミニウムイオン100mg以上
水素イオン1mg以上
総硫黄2mg以上
ラドン111Bq以上

単純温泉

溶存物質(ガス状のものを除く。)が1,000mg未満で、温度が25℃以上の温泉をいいます。また、pH8.5以上の場合は「アルカリ性単純温泉」といいます。

塩類泉

温泉1kg 中に溶存物質(ガス状のものを除く。)を1,000mg以上含むものをいいます。主成分により「塩化物泉」「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」に分類され、「ナトリウム-塩化物泉」「マグネシウム-硫酸塩泉」などの泉質名があります。

特殊成分を含む療養泉

特定の物質を限界値以上含む温泉をいいます。「硫黄泉」「二酸化炭素泉」「放射能泉」などがあり、その他の成分によって、「単純硫黄泉」「含硫黄-ナトリウム-塩化物泉」などの泉質名があります。